Mac関係のこと
仕事が佳境に入った。(っていつも佳境な感じがするが…)
だが素材が完全に揃っていないので、入稿に間に合うのかなぁ……と疑問に思っている昨今(苦笑)
ここから仕事の話なので、すっ飛ばして貰ってオッケー。
久々にQXで仕事をしたので、久々に(笑)shortcutを思い出したりしている。
コンスタントに使わないとどんどん忘れるね。
でも一度覚えたshortcutは使い始めればぽろぽろ思い出すけどね。それは長年仕事をして培われてきた自分の財産。
だが、今まで殆どがPSプリンターで仕事をしていた関係で、今回インクジェットプリンターでQXで仕事をすると、印刷上色々な制限が出ることが判明した。
プリンタードライバーの問題だと思うんだよなぁ。
例えばだが、QXは、全ページ、奇数ページ、偶数ページの印刷の他、自分で好きなようにページを指定して印刷する方法がPSプリンターでは可能だが、インクジェットだと、最後に記したページ数を指定してプリントが出来ないことが判明。
挙げ句、反転印刷も出来ないことが分かった。
これは、全面にダークな色を引いている場合、文字は大体白色(白抜きと専門用語では云う)が殆どなのだが、文字校正をする場合、黒地に白文字だと校正しずらい。
そういう時、色味を見るのとは別に文字校用として、反転させ、地を白、文字を黒にしての印刷が簡単に出来るのだが、インクジェットプリンターだとプリントする前に色々設定する時それが出来ない。
そんな項目、どこを探してもないのだ。
こうなると、例えモノクロだとしてもPSプリンターの方が仕事上便利だと云うことが……。
これだけ考えるとOKIのMICROLINEは本当に優れものだなぁと改めて痛感。
だがしかし、ネット環境がここまで発達した今日日、SOHOで仕事をしている者にとっては、カラープリンターである必要性が薄れてきている。
まぁクライアントによっては、カラーで印刷したものも入稿時、データと一緒に添付してくれ、と云ってくる所も当然あるが、今回の仕事に関しては特にに必要性がないな(苦笑)
文字出し用はモノクロで印刷してFAXで流す。
色味やデザインを見る時は、データをPDF化にして、メールに添付して送る。
入稿も、私が直接印刷屋に入稿する訳ではないので、クライアント側が、カラープリントを添付しているだろうが、私は出来たデータをメールに添付してその段階で終了だ。
本格的に事務所…と云うような完全に自宅と仕事場を隔離している状態で、扶養を抜けてまで年収をガシガシ稼ぐ状態だったらPSプリンターは必須だと思うが、現状で家のインクジェットプリンターの一番良く利用する方法はデジカメ画像の出力なので、今の状況でPSプリンターは全く必然性がない。
今後は、もっと正確にPDF化も出来ると思うので(これは、例えば作る側がMacでも、先方がWindowsでPDFデータを開いたりするとフォントが化けて見えてしまうなどの問題。多分Mac同士でも変わったフォントだと化けていると思われ)
もっと完全に近い状態でクライアント側とこちら側とのデータのやり取りが可能になるだろうな。
でもまぁ、当面の問題はOSXでDTPをするための環境問題。
AppleはDTPを中心とする紙媒体をOS9の環境から抹殺したいみたいだが、特に日本では紙の媒体が未だ力を持っているので、DTPなどが中心となった紙媒体をOSXに完全移行するにはまだまだ時間がかかりそうだ。
そして家でも完全にOSXに移行するのは先だと思われ(^^ゞ
しかし、PDFが出始めた7-8年前は、QXデータをPDF化するのにも何十分もかかり、下手をすれば途中でフリーズなんか起きたりして、PDFにするためだけに終電を逃し徹夜……なんてこともザラだったが、今では50秒とかだよ(爆)
時代の進化は目まぐるしいね。
本当、QX2.04Jの時代からQXを使い続けている自分としては、QX4がどれ程有り難く感じることか(笑)
イラレやPhotoshopも同様だ。
今の時代、不況で仕事に就くのは大変かもしれないが、今日日の若者は、この整った環境でデザイン作業が出来ると云うのは羨ましいとは思う。
反面、昔は今みたいに便利ではなかったので、あの手この手を使って、様々な裏技(こざかしい悪知恵とも云うが(^^ゞ)を駆使して仕事をこなしていた分、もっとMacを道具として自分の技術となって蓄えられていたものだが、今日日はそんなこともないだろうね。
だから、全くデザイン知識のない人でも出来上がったプリントものだけを見れば、デザイナーが作ったものと殆ど変わらないようなものも作られたりするが、実際、データを見ると一目瞭然!
所詮シロートが作ったデータは直ぐ分かっちゃう(笑)
昔、面接にも立ち会ったりしたことがあったので、印刷されたものを見ると「ほほぅ」と思うことはあっても
実際、どうやって作ったか説明して貰うとボロボロ。
それでもデザイン知識がないのに「デザイナーに憧れていてデザインの仕事がしたいので」と云う人は後を絶たなかった。
でも本当にデザイナーになりたいのであれば、基礎はやっぱり必要。
デザイン学校や美大に行くべきだと思う。
そんな楽して最短距離でデザイナーになろうなんて考えは所詮甘いのだ(笑)
だから結局、そういう人はデザイナーにはなれない。
そして、大体そういう人は所詮腰掛けで、そうやって断られ続けるとデザイナーと云う職種を簡単に諦めてしまう。
そんな簡単に諦めるんだ〜、だったら別にデザイナーになりたかった訳じゃないんだね、とこちら側は理解する。
その繰り返しだからカタカナ産業に憧れでデザイナーになりたいなんて安易に思っても、ちゃんと段階を踏まずしてその地位を確保するのは難しいということだ。
どんなにMacが発達して便利になっても、結局仕事をする上では基礎は必要なんだもん!