Bridgestone series kartting routing 2012 eastern region Rd.3 その4
一方…
3番手争いが勃発していた。
この5台の中では一番カート経験年数が少ないK輝君だが、大分フルフレームカートにも慣れてきて、みんなに付けていけるようになってきていた。
やはり中学生だと吸収も飲み込みも早い。
少し離れていたK輝君が、完全にT大君の真後ろまで付けてきた。
これで3位争いは3台でのバトルに突入。
その頃のRayは、D将君とはジリジリと離され、淡々と走る状態に(苦笑)
その後、後ろ3台の攻防が続く。
レース前半、部分的には差を縮められる所もあるのだが…
如何せんD将君もミスなく走っているので差を縮めることは出来なかった。
D将君との差はあれぐらいだったが、Rayから後ろの3台とはこれぐらいの差。
K輝君も何とかついて行けているが、最終コーナーでT大君がインを獲り
Rく君の前に出た!
だがRく君も果敢に攻める。
ホームストレートに戻り1コーナーからの勢いでスピードに載せ、2コーナー先でインに入る。
3コーナーでT大君と勝負し
3番手を奪還した。
勿論、そこで引かないT大君が、今度は7コーナーでインを獲ろうとするが…
7コーナーを出た先でギリギリインに入りスペースを確保したT大君。
最終コーナーを回った時にはRく君の前に再び出た。
RayはD将君との差を広げられたまま、淡々と周回数を消化する。
3番手争いが激しく展開されながら、ファイナルラップへ。
この1周で最後の勝負! と、7コーナーでRく君がT大君に仕掛けた!
その頃、D将君は余裕でチェッカー。
パーフェクトウィンを茂原戦に続き達成!
淡々と2番手でチェッカーを受けたRay。
ドライレースで、この結果。
完敗でした。
そして3番手争いの結末は…
最終コーナーで何とかインを獲ろうとしたRく君だが…
一歩及ばず。
悔しいよね…天を仰ぎながらT大君の真後ろを走りチェッカーを受けた。
いや、いいレースだった。
Rく君は、榛名のローカルレースの方でもエントリーしていたので、この日はWエントリーでレースに参戦していた。
いくらレース経験が豊富とは云え、Wエントリーは疲れると思う。
その中で、このレースバトルは大健闘でしょう。
欲を出せば、もっと台数が多ければ、もっとこういうレース展開が繰り広げられるはずなのに。
台数が少ないと、逃げ切り体制に入ると間隔を広げた状態で、単独で各々が独走状態の展開になりがち…。
台数がもう少し増えないものか…。
その5へ続く