進化すると重くなる
現在私がメインマシンとして使用しているMacBook ProはIntel Macで、一応プロ仕様の機種なので、ハイスペックな方だと思う。
だが、色々な仕事のデータとか、未整理のデジ一の画像データとかあって、完全にそれらを外付けHDDに移行する時間がまだないのが現状。
それでも、MacBook ProのHDDの空き容量は260GB位あるし、メモリもこのマシンで最大に積めるだけ積んである。
それなのに、作業効率が悪いのはなんでだろう…(苦笑)
今、拘わっている仕事は、ひとつはOS9のQXでしか出来ない仕事で、それはG4で作業をして、そのデータをG5に持って行き、そこからMacBook Proのメーラーで添付して送信するか、G5上で、メールに添付して送信するかしている。
(G5に一端持っていかなければならないのは、MacBook ProのOSをLionにアップデートしてしまったため、OS9のデータをLANで繋ごうが完全非対応になってしまっためにダイレクトにMacBook Pro側に持って来ることが不可能になってしまったからだ)
もうひとつの仕事は、MacBook Pro側で作業が出来るのだが、今まで作ってきたデータをG5の内蔵増設HDD内に収めているため、G5とデータのやり取りをLANで行っている。
でも作業はMacBook Pro側でやっている訳だから、今までよりもサクサク作業が進むはずなのに、マシンやアプリが進化すればする程、ひとつのデータを作るのに膨大な容量と時間を食うようになってしまった。
昔は、Photoshopで加工するにも自分の頭を駆使して、あれこれアイディアを練り加工を施していたが、今ではそれらは、ボタンひとつでフィルターとして加工が出来るようになり、1クリックで出来る分、そういう機能が異様に重いため、結果的に加工時間はかかり、容量も大幅に重くなってしまう。
それを何とかデータ量を軽くして作業効率を図りたい所だが、如何せん作業をしている時は、時間との戦い、〆切との戦いなため、ゆっくり対策を練りながら、方法を模索しながら作業を進める余裕がない。
結局、終わった後は次の作業に追われたりして、そのまま放置状態にするため、全くよろしくない状況だ(苦笑)
腑に落ちないと云うか理不尽と云うか…。
もっと時間的に余裕があれば色々と模索出来るんだけどねぇ…。
昔はそういう自分だけの方法を見つけて、如何にデータをスマートに作り、且つ容量を軽くするかに情熱を注いでいたのに、時代の進化のお陰でそういう努力をしなくなった若者たちばかりが増え続けている。
1クリックで色々なことが出来てしまうから、デザイナーになれると思い込む子供も多く、デザインの仕事をして思っていた以上に地味な作業と云う現実を知って、直ぐに辞めて行く…。
そんな簡単な仕事なんかどこに行っても何をしてもないのにね。
努力と云う言葉を知らない、理解していない若者が多い。
そしてこういうことを云うと、年寄り扱いされるんだろうなぁ…(苦笑)