東日本大震災 その1
20110313〜14
福島には、知り合いが何人か居て連絡が取れない状態なので、安否が心配だ。
幸い私の親戚はみんな無事だし大した被害はないものの(ダンナ兄の義父は仙台市在住なので、家はかなりの惨状の上、今大病を患ってあまり体調も良くないので心配だが…)みんな元気にやっているから良かったが、被災した人があまりにも多く、また地震だけではなく、津波、そしてその後原発問題と次から次へと大きな災害が起きて、これはもしかして日本での観測史上最悪の事態になっているのでは…と思わざるを得ない状態だ。
家の方は計画停電になると云われ2日目だが、結局、1日目も2日目の本日も早朝から3時間程度の予定だったが、行われず。
停電すると生活に支障が少しは出るが、被災地の人たちの避難生活での救援物資不足のことなど考えると、これぐらいのことはどうってことはない、と思うので、少しでも電力が保持出来るのであればやってくれてもいいのに、やると云って結果的にやらない…って云うのが、一番困る。
洗濯したい、ご飯を炊く時間を考えなければ…とこんなちっぽけなことだが、それでも生活するためには必要なことだし、その計画が覆されるから困るわ…(苦笑)
13日午後、前日の段階で都内に住んでいる同級生などから、トイレットペーパー、ティッシュペーパー、お米、ガソリンが軒並み売り切れになっているから、もし在庫を家に抱えていないのであれば早く買いに行った方がいいよ、と連絡を貰った。
私の行動は、10日に週半分ぐらい分の食料の買い出しと、ビールの買い出しをしたので、その時は荷物が多く、Kayも連れての買い出しだったので、持って移動するのにも限界があるため、お米は割高だったが5kgを、トイレットペーパーは後2ロールしかなかったが、嵩張るし、後2日ならその2ロールで足りるし、と思い、10日の買い出しでは購入しなかったのだ。
そして、11日に東日本大震災が起こり、週明けに買い出しに行こうと思っていたのが、それでは間に合わないと云うことになり、日曜午後慌ててスーパーに行くことになった。
先ず、ガソリンが1/3ぐらいしかなかったので、いつも行くガススタに行ったら上限20Lしか入れられず。
他のガススタに向かったら売り切れ。
取り敢えず、20Lだけ入れてスーパーに向かうが、駐車場渋滞で長蛇の列。
自分だけ先に降りて買い物を始めるが、お米は既になくなっていて、トイレットペーパーもひとつも残っていなかった。
オムツはひとつだけ辛うじて購入出来た。
割高だったが、いつも行くドラッグストアは地震の時、既に店じまいをしていたし在庫はない気がしたので確保出来るとき にしておこう…と。
たまたまいつも行くガススタの横にあるドラッグストアで、チラッと見たとき 、トイレットペーパーが山になっていて、198円ってなっていたから、帰りにそこにまた寄ることにした。
スーパーの帰り、いつも行く近所のドラッグストアに寄ってみたが、案の定、おむつとトイレットペーパー、ティッシュペーパーは完売。
お米はあきたこまちの10kgが辛うじて3袋あったので、ひと袋購入。
家は着きに15kg食べるし、今米櫃の中に殆どお米が入っていない状態なので、10kgひと袋だけでは心許ないのだが、買い占めるのは良くないと思いひと袋で留める。
(因みにそこの10kgは2780円と良心的な金額だった)
ティッシュペーパーは、実は我が家、コーナンオリジナル商品のティッシュの中味だけ販売しているものを買い物に行った時、まとめ買いをしていて、結構最近に買いに行ったばかりだったので、ティッシュの心配はないのだが、トイレットペーパーは在庫が切れそうなので、最初に行ったガススタの隣のドラッグストアに向かった。
ガソリンを入れに行った時は、まだ山になっていたトイレットペーパーの山は案の定、たった2時間の間で完売し、辛うじて298円のトイレットペーパーがあったのでそれを購入。
我が家、298円の高級なトイレットペーパーなぞ初めてだよ(苦笑)
その帰り、長蛇の列になっていたがまだ残っていたガススタに並び、取り敢えずエルグのタンクに満タンまで入れることが出来た。
と云うのも、家から出ているJRは運休している状況で、ダンナが千葉の会社まで行くことは無理だろう…と判断していたため、会社に車で行き、Macを引き上げ電車の運行が安定するまで自宅で仕事をした方がいいのでは…と云うことを話したのだ。
断続的に電力不足は続くだろうし、電車も下手をすれば時間的には運行と云う可能性が高い。
みんな電車を利用している人たちは、色々な電車を駆使して会社に向かうと思うし、パニックにはならないだろうが、中々電車に乗るにも時間を取られるだろうし。
唯でさえダンナは通勤に往復3時間もかかる。
それに上乗せして、待ち時間を考えると、マシンを引き上げ自宅で仕事をしていた方がまだ作業時間に充てられる…と思ったからだ。
帰宅後、停電時、貯水槽からポンプの電力もなくなるので事実上停電=断水となるので、キャンプ用具箱から20Lのポリタンクを取り出し、水を溜めておいた。
その他、ペットボトルでも溜められるだけ溜めておく。
14日月曜。
朝、起きて電車の確認。
案の定、ダンナが利用している電車は運休。
ダンナの会社の社長は千葉在住だが会社までの電車が完全にシャットダウンしているのと、会社は、第1Gで、朝と夕方から夜計画停電になるので、正直仕事にならないから、都内に出て仕事をする…と朝から移動していたが、都内まで辿り着けず途中で断念。
我が家は、Rayは通常通り学校があったので、登校後、ダンナと私とKayとでエルグで千葉の会社に向かった。
湾岸の一部が通行止めになっているので、金額は高いがアクアラインを通って千葉の会社まで向かう。
アクアラインに向かうまでがちょっと渋滞気味だったが、乗ってから会社まではスムーズに行き、近場のコインパーキングに車を止め会社に向かった。
日曜、社長が一人で自分の机周りの片づけは行ったようだが、まだ相変わらず酷い有様。
一先ず週明けから仕事ができるように、と片づけをして何とかなった。
ガラスの破片が大量に散らばっていたので、掃除機で吸い取り、それで何とかなった感じだが、今後もまた大きい地震が来たら、建物そのものにもヒビが入ってたのを見たって云うし、結構危ないでは…(苦笑)
会社の傍にある三越は地震で渡り廊下? 部分に亀裂が入り危ないと云うことからか、月曜は臨時休業になっていた。
会社に長居していても仕方がないので、行きと同じルートで戻る。
学校から帰宅までに渋滞が酷くて帰ってこられないかも…とRayには初めて合い鍵を持たせたが、余裕で間に合った。
学校は今日から給食がない午前中授業。
月曜は給食は辛うじて出たが、従来のメニューではなく、おかずも大したものは出なかったとのこと。
カートのお友達のM長君の学校は、パンし牛乳だけだったそうだ。
今週末には卒業式があるのだが、卒業式は今の所通常通り行われるらしいが、謝恩会は中止になるかもしれないとか。
被災地のことを考えると、と云うのも分かるし実際関東圏でも色々なものがなくなっていて買えない人も多いから致し方ないことだろうが、卒業する6年生はちょっと可哀想だな…と思わなくもない。
政府は情報を小出しにして国民がパニックに陥らないように…と考慮しているのか知らないが、それは善し悪しがあるって気持ちがなくもない。
現に関東圏にも放射物質は飛んできていて、フランス政府は関東圏に居るフランス人に、関東圏から出るよう発令を出したらしいし、今朝、川崎では通常の2倍の数値が検出されているとのこと。
今日は南風で東北の方からこちらに風が流れているし、明日はもっと風速が強くなり関東圏に流れるらしい。
天気も良くないし。
放射レベルがどれぐらいなのか…と云うのは国民は詳しいことが分かっていないのに、ホントは関東圏にも結構な数値で流れているとして、それをひた隠しにして、もし被害が拡大したらどうするんだろう。
官総理の対応も遅いし、東電の人も大変なのは分かるが、自分の安全も大切だけど、東電の人間しか原発の被害を止めることは出来ないのだから、意を決してこの状況を治めることに全力を尽くして欲しい。
そのために停電になるのは構わないし、寧ろ停電をしてそれで原発の方が落ち着かせることが出来るのであれば、もっとバンバン停電にすればいいのに…すら思う。