2010 Koudai Cup キッズスプリントレース Rd.2/WAKO’Sチャレンジシリーズ Rd.2 その4
ここで、何とMP400をも使う凄いことが起きる(苦笑)
レース後、応援してくれていたT大君が、こう私に云った。
「何でRayRayは途中で
コースから消えちゃったの?」
「それはね、MP400を使ったからだよ〜」
って答えそうになったよ…_| ̄|○
4コーナーを曲がろうとしていた時、Rayの前を走るMKT君がスピンした。
Rayに後から聞いてみたら、イン側(右側)は完全に塞がれていて逃げ場が無かった。
だから、左側の芝生の上を走って、MKT君を避けて走ろうと思った、と。
だが、ラフを走っていた時、同じようにRayの後ろを付いてきたK平君がRayに突っ込んだ。
そして…
コースからRayが消えたのだ。
一瞬の出来事だった。
あまりに一瞬の間に色々なアクシデントが起き、シャッターを押すことも出来なかった。
呆気にとられながら瞬きをして、ハッと我に返ってRayを探す。
コースから消えたRayは2コーナーの手前に居た。
クランクのイン側が塞がれていた。
だから左側の芝生を走ってそこをクリアしようとした。
後ろを走っていたK平君がRayに突っ込み、その勢いで、Rayはクランクから先に落っこちたのだ。
しかも最悪な事態はこれだけでは終わらなかった。
クランクは2コーナー側よりも高い。
2コーナー先から3コーナー、4コーナーで徐々に上りになっているので、クランク先に押し出された勢いで、60cm以上落差のある2コーナー手前に落ちてしまったのだ。
たらればを云っても仕方がないが、クランク先の芝生部分にもタイヤバリアがあれば、60cmの崖下(爆)に落ちることはなかったのにね…(苦笑)
MKT君をコースに戻すために、その後スピンが更に続いていたように思うが、もうあの時のことを良く思い出せない。
兎に角、クランクのグチャグチャを全てクリアにしてから、オフィシャルが2コーナー手前に落ちたRayに気が付いた。
その間、長い長い時間がかかったように思えた。
元より、オフィシャルは目の前のアクシデントしか見えていなかったため、Rayが両手を挙げて助けを求めていたのも全く見えていなかったようだ。
結局、Rayがコース復帰するまでの間にトップ集団が2周目に入り、
コース復帰した時は、トップと2周遅れにも拘わらず、トップ集団に紛れて走行していたため、あたかも3番手を走っていた状態に陥った。
でも最下位を走っていることになる。
その後、あのグチャグチャのせいだったのかどうか分からないが、チェーン外れかエンジンストップか分からないが、K平君がリタイヤに。
Rayはそれでもレースが終わるまでは諦めるな、といつも話していたので、必死に前を見つめて走り続けていた。
そうこうしている内に、後方からスタートしたK生君がRayの真後ろまで迫ってきた(笑)
でも迫ってきたと云っても、順位ではK生君の方が全然上で、Rayは最下位を走っているので迫られようがなんだろうが実際は怖くもなんともないんだけどね(苦笑)
そして周回数を重ねる毎に1台、また1台と抜かれていく。
見るのも厭になってきた頃、トップはJ君がとうとうS輔君を捉える。
その後、勢いに乗ってU大君がS輔君を捉え、
更にKほちゃんにも捕まってしまった。
最後は、最終コーナー手前までJ君の真後ろを走っていたU大君が仕掛け、劇的なチェッカーだった。
決勝レースでファステストを叩き出したKほちゃんが、コースレコードを更に塗り替えた。
そして、ラーのレースで初めての表彰台に。
気が付けば、西東京のチビッコ勢が1・2・3を占めていた。
同じエンジンを使って走ったKほちゃんはそれでも37秒台を出していたが、Rayはそのエンジンを使い39秒台だった。
予選のタイムと2秒以上もの差が出ていた。
レースが終わって何日も経ってから分かったことだが、追突により、シャフトが曲がっていたようだ。
シャフトが曲がっていたのが立ち上がりも悪くストレートが伸びなかった原因のひとつかもしれないが、2秒以上もの差が出るとは思いもよらなかった。
勿論、路面温度も気温も予選の時とは違うので、エンジンが垂れてきたりもするだろうから一慨には云えないが、予選で2位だったのに、チェッカーを受けた中で最下位って…。
余りにも酷い結果だった。
されどレース、これもレース。
だけど、決勝前でエンジンを変え、中井のようになんの保険もない状態でいきなり「はい決勝レースです」ってのはなぁ…。
この先もこのレギュレーションで続けるって云われると、正直レースに参戦するかどうか考えてしまう。
必死に頑張って予選で上位に居ても、その努力が報われないレースになるとレギュの関係でそうなっちゃうんだったら…と。
こんなこと云っても仕方がないんだろうけどね。
最初からそれなりなエンジンだったら、それに合わせて公式練習で状況を見て、そのエンジンに合わせてセッティングを煮詰めて決勝に挑むことが出来るけど、今回のようなレース運びだったら、それすら出来ない。
正直、リタイヤになったレースより悔しいレースだった。
帰る時までリザルトも貼り出されなかったので、Rayが何位だったのかも分からなかった。
見た所で最下位に違いはないので、貼り出されるのを待たずに帰った。
元より、Rayもダンナもカンカンに怒っていたので、あの場から即座に退散したのは正解だっただろう…(丶´,_ゝ`)