リハビリ
(と云っても、怪我をした訳ではありません…)
今年の予定では、キッズも3年目に突入し、レオンのフレームのクラックやフレームが折れてパーツ入手困難に泣いた去年とは完全にオサラバし、アミゴンに乗り換え、レースでは出来る限り上位に食い込んで、常に入賞圏内を狙い続ける予定だったのに、蓋を開けてみれば、BS開幕戦に限っては入賞5位、その後のレースは不甲斐ないレースで散々な結果だったため、全てを洗い直す所から始めた。
(前にも書いたが)去年の後半は私がKayの出産を控えていたので、9月中旬でサーキット通いは産休(笑)に入り、暫くの間は父子だけでのサーキット生活(笑)
去年の最後の方は、雨のレースに泣かされ、レオンのフレームに泣かされ…と、あの頃は「もう少ししたらアミゴンに乗り換えるからこういうストレスともオサラバになるのだ、もう少しの辛抱だ」と思い続けて何とか保っていた状況だった。
12月に関西のカートのお友達であるR明君からカートを譲り受けた。
R明君は、最初、記念にアミゴンは手元に残しておく、と話していたのだが、Rayだったら仲良しだし大事に乗ってくれるだろうから、譲ってもいい、と云うことで譲り受け、今年のシーズンに入る前に乗りこなしてシーズンを迎えるはずだった。
でも実際は、12月中旬にダンナが大腿骨を骨折して、結局、練習が出来るようになったのは2月も終わりの頃。
3月頭にはもう開幕戦があってそこからレースの戦績は下る一方。
決してアミゴンが乗りこなせていない訳ではないんだけど、レースだとどうも巧く行かない…。
TTは結構いいのに、結果はいつも入賞を逃している…
そんなもどかしい状態に突入していた。
実はR明君もRayと同様、レオンからアミゴンに乗り換えたドライバー。
そして同じように苦しんだ時期があった、とのこと。
結局、どうしたか…と云うと、走ったことのないサーキットをいきなり走らせたら、走れるようになった…と。
そんなことを聞いていたので、APG戦の時から、T大パパがスポット参戦する、と決めていたBSシリーズ西地域のRd.3、レインボーサーキットでのレースに一緒にスポット参戦しましょう、とずっとお誘いを受けていた。
ホント親身に毎日連絡をしてくれて。
その頃の我が家はもうカートを辞めようか…と云う所まで来ていた。
Rayもレースでは気持ちで負けていることが多く、それでいつもなら出来ることもレースでは出来なくなっている状態になっていた。
それは分かっているけど、実際レースの時は出来ない。
ダンナがミスをガミガミと怒るのもちょっとトラウマっぽくなりつつあった。
怒られて上達する子なんて居ないんだから、飴と鞭だよ、と何度も話したが、根が短気なのでついカッとなって怒ってしまう。
それと、Rayの仕様にセッティングの変更もしていなかったと云うこともあったので、私がサーキットに復帰して暫くしてから、走りの練習と云うよりは、どのセッティングがRayの走りにしっくり来るのかを見極めるための日、と云うのを決めて走らせて煮詰めてきたりもした。
結局、ダンナとRayだけではそういう部分も面倒臭がってやっていなかった。
それがまたレースの戦績に影響が出ていた原因のひとつだとも云えよう。
さて、レインボーのスポット参戦だが、ギリギリまで悩んでいた。
確かにETC割引で週末は1000円で行けるようになったんだし(でも実際は1400円かかるんだけどね)前日練習もせず、レース当日ぶっつけ本番で走らせてみたらどうだろう…と云うちょっと荒療治をした方が今のRayにはいいのでは…と云う話も出ていた。
まぁ当日だけならハードだけど日帰りだからお金も最小限に抑えられるし、後はRayの気持ち次第かな…と。
スポット参戦だからポイントも関係ないので、そういう柵を考えることなくレースに参戦出来るだろうし、と云うのが一番のポイントなのだが、それともうひとつ試してみたかったことは、ダンナのガミガミを封印して、Rayの好きなように走らせてみよう、と云うこと。
それでミスしてこっちから注意しないでも、ちゃんと自分でドコが悪かったのか、その部分を次の周でちゃんと修正することが出来るのか…と云うような所をレース中に実際に確認してみたい、と思ったのだ。
Rayに話してみると、チャレンジの気持ちで参戦したい、と云ってきたので参戦することにしたのだが、今回のレインボー戦はSLシリーズと併催のため、SL規定によって、キッズは28台までしかエントリーが出来ない。
〆切ギリギリにエントリーをしたら、ギリギリアウトだった(爆)
まぁ結局はこんなもんなのか…と。
でも、F田さんがもしキャンセルが出たら連絡がギリギリでも参加しますか? と連絡が来たので、お願いします、と伝えておいた。
数日もしない内にキャンセルが出たので、エントリーが決定。
エントリーが決定した段階で、R明君のママとパパに連絡をして、中々会う機会もないので、レース当日で時間のない時で申し訳ないけど、ちょっとでいいから、Rayの走りを見て、何か思うことがあればアドバイスをお願い出来ないか、とお願いをしてみた。
R明君も今のRayと同じように苦しんだので、Rayの気持ちは痛いほど理解出来る。
R明君もRayも当日、現地で会えるのが本当に嬉しい ようで凄く楽しみにしていた。
これで、Rayがレースで怯むことなく走ることが出来るのか、それによって自信を取り戻すことが出来るのか…。
色々と思う所あるレースになるだろう。
そんな気持ちがあって、今回、リハビリとしてレインボーに参戦が決まったのだ。
これでまたダメだったら、ダメだった時、まて何かこのスランプから抜け出すいい手がないか考えよう…と云うことにした。
結局、頭で考えても解決しないことだしね。