BS・スバルシリーズ 東地域キッズクラス Rd.3 その1

2008年 7月14日

BS・スバルシリーズ 東地域キッズクラス第3戦@ラー飯能。

もう第3戦だ。

ラーは、去年のお盆から走り始めた。
今では普通にキッズ走行があるが、去年のお盆に行った時は、Kほちゃんだけが、日曜の8時半から9時半までの1時間だけしか走れない枠で、孤独に黙々(笑)と走っていた中、ネットでそのことを知って、Rayにも走らせてみて実際キッズでどれぐらいのタイムがラーのコースでは出せるのか、試してみたい…と云うkahoyuirisaさんのお誘いから始まったラー通い(笑)
ダンナの実家もそう遠くはないし、近場で高速コーナーあり、ロングストレートありのコースがあまりないため、いい刺激になるのではないか…と思っていた矢先のことだったので、有り難いお誘いだったことが、もう遙か昔のようだ。

感慨に浸っている場合でもなく、前日練習に引き続き、今日も暑くなりそうな空模様…。

挙げ句、ラーの天気予報を確認すると、お昼頃から雨マークが付いている。

到着したら、前日の帰り間際に張っていたテントに水が溜まっていて、こっちは雨が降った…と云うことをSTA君のパパやRayパパに聞いて驚いた。
同じ埼玉でもダンナの実家は土曜の夜に雨など全く降っていなかったから…。

ラーの天気もかなり特殊のようだ。

一応、レインタイヤは持ってきたが、前回の中井のように酷いレインレースにはならないとは思うものの、出来ればレースが終わるまで雨は降らないで欲しい…と云う気持ちが。

そして、リング交換後、まだ今イチ本調子が戻ってきていないエンジンを暖めるため、40分間走れるフリー走行の手続きを早速して、早々から走り始めさせた。

だが…

走り始めて15分もしていないと思われる。
Rayがピットに戻ってきた。
タイム的には少しずつだがジリジリと上り調子になっていた時のことだった。

「昨日、溶接した所がもうクラックが入っちゃってガタガタしているよ」

エンジン側はエンジンの重みの関係で、振動が激しい。

中井にある溶接機は電気の容量が大きいので、もっと確り溶接出来るのだが、家が持っている家庭用の溶接機程度では、エンジン側のフレームを溶接しても、長時間振動に耐えられない…と云うことが発覚(苦笑)

ラーのコースでは、特にホームストレートから1〜3コーナーまで全開区域で、かなりのGもかかるため、フレームにかかる負担は想像を超えていた。

レースは公式予選の他、TT、第1ヒートと第2ヒートまである。

今日一日、このフレーム、持つのだろうか…。

それ以前に、レース自体、棄権することなく最後まで完走出来るのだろうか…と云う心配が出始める。

フリー走行で、出来るだけエンジンを回して調子を少しでも取り戻そうと思っていたのだが、そんなことよりももっと重大な問題が出てしまったので、練習はその場で中止。
ダンナが速攻、溶接を開始。

公式練習まで1時間弱。
それでどこまで確り溶接出来るのか…。

ダンナは朝から、溶接作業で既に滝のように汗だくだった…。

ドラミが始まったが、まだ確り溶接が終わっていない。
ラーでのレースは既に経験済みだし、撮影もそこそこにダンナの手伝いに徹する。

公式練習がとうとう始まった。
ひとまずちゃんと走れているようだ。

だが、トップは36秒半ば…と云う驚異的なタイムを出している中、Rayの調子はあまり良くなく、エンジンが本調子でないのか、フレームのクラックの問題でなのか、タイムが伸びない。

結局、38秒を切ることは出来たが、37秒711と云うタイムで9番手だった。

そして、戻ってきたRayのフレームを確認。

溶接した箇所にやはりクラックが。

TTまでの間、耐久レースの方の練習走行時間が設けられているため、その間再びダンナは溶接作業に入る。

そしてTT。

中井のローカルルールでは、前が詰まったりするとピットインして、間隔を広げて再度コースインすることが可能だが、スバルキッズのレギュでは、どんなに前が詰まっても、一度ピットインすると、その段階でTTは終了となってしまうので、仮に途中でクラックが入ったとしても、Rayはピットインすることが出来ない。

その中で、どれだけタイムが縮められるか…と云う、Rayには不安材料てんこ盛り状態でレースをしなければならないのは、ホント申し訳ない…と云う気持ちでいっぱいだが、もうどうすることも出来ない。

兎に角、クラックが入ったら溶接して繋ぐしかないので、後はRayに頑張って貰うしかない。

だが、支給されるオイルだと、馴染むまでに一度回転数が落ちるため、どうしてもタイムが落ちる。
しかし、公式練習の時より1秒近くもタイムが落ちるとは…。
これは単にオイルの問題だけではなく、フレームの影響もかなり出てきているんだろうな…と思わざるを得ない。

それと、Rayにも気合いが足りない部分もあったのかもしれない。

フレームに不安があるから…と云う気負いもあったのかもしれないし。

兎に角、この日1日持てばいいので、もっと確り攻め込んで走るよう戻ってきたRayにダンナが話をしていた。

それにしても、38秒503って…。

そんな状態で、とうとう第1ヒートが始まった。

13台中、12番手。

こんな後方からのスタートは久々だ。

兎に角スタートを失敗しないこと。

最後までレースを諦めないこと。

スタートは悪くなかった。
唯、コース幅があると云っても、12番手からのスタート。
前には11台が犇めいている…。

1コーナーでそんな状態だったためインに寄ることが出来ず、前を走るSTA君に離されそうになる…。

だがインフィールドで何とか食らいつき、ダンロップコーナー手前までは踏ん張っていた。

数周目で、T大君とRay君が4コーナーで接触。
その衝撃で、T大君のエンジン側のカウルがポーンと吹っ飛んだため、T大君にオレンジボールが出る。
ここ数戦、レース時あまりいいことがない…と嘆いていて、やっと上位で走っていた矢先の出来事だったので、T大ママはムービーを撮りながら落胆…(苦笑)

その頃のRayは、第2集団とでも云うのだろうか…。
ダンゴ状態でダンロップコーナーを走っていた。

オレンジボールの指示を確り見てピットインするT大君。
直ぐにパパがカウルを取り付けコースインするも、上位からは引き離され、最後尾からの追撃に…。

12周のレースはアッと云う間で、最終コーナーでこの3台が僅差の状態でチェッカーを受ける。

第1レースの結果は、結局、STA君を抜くことが出来ず、10番手でチェッカーを受けたが、第2レースのグリッド順は、第1レースのタイム順で並ぶため、Rayは9番グリッドからのスタートとなった。

T誉君父子。
T誉君自体はホントに天然ウエイトハンデ+10kg(笑)
虎の父さんの場合は、愛嬌で+100kg(爆)

って呑気に楽しい画像を抑えているが、この頃、ダンナは慌ててホームセンターにクルマを走らせていた…(苦笑)

案の定、溶接した所にクラックが入っていたのだが、既に溶棒の在庫が底を尽いてしまったため、60分の耐久レースの時間を利用して、近場にあるホームセンターに溶棒を買いに行き、第2ヒートまでの間にクラックを溶接しなければならなかったためだ。

そんな最悪の状態のまま、その2へ続く(苦笑)

1:38 カテゴリー:kart's Diary


コメント(2)
  1. 2008年7月14日 21:04 kahoyuirisa Says:

    早いですねぇ〜(笑)
    去年のお盆にRay君が初めて走った時のいきなり36秒台はホントにビックリでしたが、あれからもう1年近く経つんですねぇ〜。
    そしてここまで盛大なキッズの大会がラーで見られるとは・・・嬉しい限りっす。


    当日は自分自身のもやってたのでしっかりと見ることが出来ませんでしたが、朝のセッション毎に溶接作業をしているkorosukeさんを見てただ事ではないと思いましたよ〜。

    (つづく爆)

  2. 2008年7月14日 22:02 82 Says:

    >kahoyuirisaさん
    ホントアッと云う間の1年だったように思います。

    そして、Rayが打ち出したタイムもアッと云う間に更新されてしまいました(爆)

    それにしても昨日のレースでのタイムは驚異的の何者でもありません…(苦笑)


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