雨と風の卒園式
低気圧のせいで、前日一日中降り続けていた雨が、大切なこの日まで響く予報だったせいなのか、ダンナから移された風邪のせいなのか、何度か夜中に何度も目が覚めた。
その時にはヒューヒューと北風が吹く音が聞こえていて、風があるのはいいけど雨だけは…と思いつつ、いつもより少しゆっくり目に起床。
兎に角、鼻づまりと喉の痛みが酷くて、もう息苦しいし気持ち悪いし…(苦笑)
最悪のコンディションだ。
起きて庭を見ると雨は止んでいたが、もの凄い北風。
体感温度も寒いと感じたし、今日は結局謝恩会の時に着た、グレイのワンピースを着ていくことにした。
(ホントは黒のワンピを着る予定だったのだが、黒の方が更に生地が薄いので、あれでは寒くて耐えられないと思ったので…)
Rayと二人でトーストを食べていたら、ぽつぽつと雨が…(苦笑)
9時20分にクラスに集合(時間厳守)だったので、余裕を持って9時に家を出発したのだが、雨と強風で、傘を差して歩くのも結構困難だった。
折角の晴れの卒園式は悪天候の卒園式に…。
結構ギリギリに到着したので、教室に着いた時は、大半の子が既に来ていた。
T美センセーは黒地の花柄の着物に緑の袴姿で凛々しかった(^-^)
貴重品だけ持って父兄は体育館へ。
既に父兄席はいっぱいになりつつあって、後ろの方の空いている席まで行かなければならないかな…と思っていた所、体育指導のA子センセーが席を探してくれたので、前から3列目ぐらいの所で座ることが出来た。
それでも当然席は足らず、後ろの方ではビデオカメラを構えているパパたちが沢山…。
168名の父兄が来る訳だから、体育館の中はもの凄い人数がひしめき合っていることに…(苦笑)
時間までは狭いしで唯ジッと座って待っていた…(笑)
10時ピッタリに卒園式が始まり、修了証書授与までとんとんと進む。
授与は一番最初の子と一番最後の子だけが全て証書を読まれて渡されるが、後は一人ひとり手渡しされるだけ。
これだけの人数が居る場合、普通はクラスの代表者が授与するのだろうが、こういう所は細かい配慮がされいる…と云うか、父兄を裏切らないな…と思った。
すぎ組は3番目。
出席番号順なので、Rayは結構早めに呼ばれる。
自分の前の子が呼ばれて舞台の真ん中まで進むと同時に後ろに控えていたRayがこちら側を向いて自分の番を待つ。
名前を担任のT美センセーに呼ばれて元気に大きな声で「はいっ」と答え、
理事長が待つ舞台の真ん中まで移動。
ちゃんと練習してきた通りに、修了証書を受け取った。
その後、来賓の挨拶とか、祝電の読み上げとか(当然、前総理大臣の小泉純一郎氏から電報が届いていたw)記念品の贈呈とか授与とか…一通り進んで「おもいでのアルバム」を修了生が歌う。
これは、幼稚園バージョンで春夏秋冬の歌詞の一部を、年長の1年間で行ったことに歌詞を替えての歌になっていたので、ここで泣く父兄も多かった(笑)
次に「おくりのことば おわかれのことば」
卒園式には、2クラスだけ年中から代表クラスが在園児代表として参列する。
去年、Rayが年中ばら組だった時、在園児代表クラスとして卒園式に参列をした。
(園までは親が連れて行くのだが、当然式は在園児の親は見られないので、在園児が体育館に移動して行っている間、父兄は教室で待機し、終わったら速やかに帰宅する…と云う仕組みになっている…)
その後の「修了のうた」は、1番が在園児、2番が父兄、3番が先生、4番が卒園児が歌うのが幼稚園で伝統になっているようで、毎年、最後の保護者会で、2番の練習をする。
つかみ所のないメロディーラインと云うか…、私の場合は、謝恩会の時もそうだが、声が低いので音程が高くて辛かった…(苦笑)
最後のの「おわりのうた」を以て卒園式は終了。
その後は、各クラスに戻って、先生との最後のひとときを過ごす。
先ずは修了証書を一人ずつ先生から受け取る。
その後、T美センセーから最後のみんなへのプレゼントは、プレゼントの形の中にお手紙が入っていた。
「家に帰ってから読んでね」と云われているのに(笑)我慢出来ずにお手紙を読むRay(笑)
白板にはT美センセーから、最後の言葉が…(涙)
後ろの壁にはみんなが入学する学校の一覧が貼られている。
最後にクリスマス発表会で歌った「ありがとう こころをこめて」を、T美センセーの美しいエレクトーン演奏でみんなで歌った。
みんな泣くかなぁ…(笑)と思ったが、謝恩会の時とは違って、みんなニコニコしながら歌っていた。
何人かの女の子たちは手話? をしながら歌っていた♪
最後にクラス全員で記念撮影を…。
教室を出て、門に向かう途中、年少の時に担任だったY美センセーがボロボロの顔をして立っていた(笑)
Y美センセーは、学校を卒業して、初めての就職先がこの幼稚園で、初めての保育士として仕事をしたのがRayが年少の時の担任の仕事なので、自分が初めて保育士として仕事を始めた時に受け持った園児の初めての卒園式なので、もう感無量らしく…(笑)
卒園式の練習の時から、ずっと号泣だったそうだ…(笑)
となりには年中の時の担任だったM里センセーもいたので、ちゃんと記念撮影をした(笑)
Rayはずっとニコニコ(^-^)
朝は雨だった卒園式も終わった頃には何とか雨が止んで、外で写真が撮れて良かった(^-^)
その後は、近くのデニーズで家族で食事(笑)
そして、案の定、クラスの何人かのママや子供たちも同じ考えて食べに来ていた(笑)
一端、家の駐車場まで戻り直ぐそのままダンナを最寄り駅まで送った。
こうしてRayの3年間の幼稚園生活に幕が下りた…。
長かったようでアッと云う間だった3年間。
この幼稚園を選んでホントに良かったなぁ…と思った。