「八雲立つ」と「獣星王」
ヲタな日記(笑)
私は自分で稼げるようになってから、もの凄く書籍とCDにお金を費やしていた。
ダンナと一緒に暮らすことになった時、泣く泣く500枚程度のCDと、2〜300冊の書籍と、700冊ぐらいのコミックスを処分したのだが、結婚して今のマンションに引っ越しをする時、さらにそこから厳選して数百冊ほど処分した。
しょこたんではないが、ホントマンガに埋もれて生活したい…と思う程、マンガや小説が好きだ。
最近では活字を読むのも疲れてしまって、あまり書籍に手を出してはいないが…(と云うより好きな作家が作品を書かないから読んでいないって話なんだが…)
手放したマンガの中でも特に「スラムダンク」と「ドラゴンボール」と「ヒカルの碁」はまた読み返したい…と思っているし、少女漫画もかなり処分したので、昔のマンガを読み返したい…と云う気持ちが沸々と…。
最近、またマンガを少し買っているけど、ホントはもっとオトナ買いしたいぐらい。
前、近所に住んでいたERKちゃんが結構マンガを所有していたので、貸して貰ったり、京都に居る友達から「DETH NOTE」を貸して貰っているまんまだったり(爆)ダンナの元同僚? の妻から「テニスの王子様」を中途半端に貸して貰ったまま、未だに返していなかったり…(苦笑)←そもそも借りた段階で既に単行本が揃っていなかったので、返すのは何時でもいい…と云われたのでそのままに(苦笑)
そんな具合で、色々な作品を読んで、色々と思うことあり?(爆)感慨に耽っている最中。
「八雲立つ」と「獣星王」はどちらも樹なつみと云う恐らく私より10歳程度年上の漫画家が描いた作品だが、どちらも内容が深い。
「八雲立つ」は原作が古事記(爆)で、古事記に書かれていたことを元にして描かれた作品で、異様に面白かった。
もっとちゃんと古い歴史の勉強をしておいたら、もっと面白かったと思えたに違いない(苦笑)
それと同時進行な感じで、別の雑誌で「獣星王」を描いていたと最近知って驚く。
バイタリティーあんなー、この人、と。
「獣星王」は深夜枠でアニメ化になり、去年それを全話見たのだが、ERKちゃんが両方ともマンガを持っている、と云うので借りたのだが、徒歩5分の所に住んでいた彼女は、去年の3月末に千葉に引っ越し、今年のGWには釧路へ引っ越してしまった…(苦笑)
もっと早くに色々なマンガを貸して貰えば良かった…と後悔。
彼女からは「鋼の錬金術師」や「PLUTO」(鉄腕アトムを人間として描いた作品)や吉田秋生の作品数点を借りたが、やっぱりどれも面白かった。
話を戻して「八雲立つ」と「獣星王」だが、この作品、思えば両極端な話だ。
現在の話として「八雲立つ」は描いているが、そもそも古事記が原作なので、7本の神剣によって出雲地方に御巫が結界を張ってそれを代々守ってきている当主が主人公の話なのだが、結局自分の先祖との繋がりを含めて古代編と現代編を巧くリンクして描いている作品に対し、「獣星王」はもっともっと未来の話で、地球が人口爆発により、他の惑星に移住して何百年も経った時代の話を描いているのだが、舞台は過酷な原始時代のような星での話。
現代の日本が抱える少子化問題に通じる内容で、これはこれでもの凄い良く考えられて構成も確りしていた実に面白い作品だった。
アニメと原作はちょっと違う…と確かERKちゃんから聞いたような気がして、最近やっと一気に読み耽ったが、アニメのデータを残していないので、どこがどう違っているのか検討も付かず(爆)
それでものめり込んで読める作品だから…。
最近、こういう本当に面白い作品を描く漫画家が減った。
BLやギャグマンガは何も考えなくても読めるけど、読んでいて「面白い!」と思う作品は少ないなぁ。
活字離れしている今の若者が描くマンガが増えてきているからなのかもしれないが、面白いと思う作品がメジャー雑誌で掲載されることは少なく、何らかの形で色々なことに阻まれ未完のまま終わることも多いし、途中で休載して、別の雑誌で連載再開…と云うこともあるし…。
私が子供の頃に華々しくあった雑誌は次々と廃刊になっていくし、パソコンは便利だけど、これだけ普及すると活字離れや紙離れがどんどん増え、いい作品だな…と思うものが少なくなってきている。
漫画は日本の文化のひとつでもあるのに、何だか残念だなー。
と思いつつ、自分がいい作品を処分してしまったことに対して、もの凄い今、後悔していて…(苦笑)
自分の書庫が欲しい…。
嗚呼…引っ越しの時、トランクルームを借りて詰め込んでおけば良かったよ…(苦笑)