難しい問題?
今朝、いつもより幼稚園バスの来るのが遅かった。
バスを待っている間、天気はいいが思っていた以上に風が冷たい。
エントランス内でRayと二人で待っていた時、Rayがふと呟いた。
「幼稚園…楽しくない」
「どうして?」と聞くと
「すぎ組で仲良しなお友達が一人も居ない」
と云う。
確かに年中のばら組で仲良しだったお友達とはバラバラになったし、同じ乗降地でいつも毎朝、幼稚園に着いてから遊んでいるYの介君とは、結局、3年間一度も同じクラスになれなかった。
「新しいクラスなんだから、新しいお友達を作らないとね」
とRayに話したら、Rayが
「だってみんな汚い言葉を話してばかりなんだもん」
と云った。
家では、口癖にならないように汚い言葉(例えば、ちんちんとかち○ことか、う○ちとか、ばかとか、じじぃ…とか、この頃の男の子にありがちな言葉)をRayが話すと注意して怒るようにしている。
無意識的にnismoが悪さした時などに「ばーか、う○こたれ」など吐き捨てたりしているので、即注意してそういう言葉を話していると恥ずかしいことだし、周りの人が「この子はこういう汚い言葉しか話せない子供なんだな」って思って、そういう目でRayのことを見るよ、と話していたので、Rayからこういう内容を聞かされるとは思っていなかったのでちょっと意外だった。
「じゃあ、汚い言葉を話した子に「そういう言葉ばかり話していたらいけないんだよ」って云ってあげれば?」と話したら
「そうやって云っても、云うことをきかないし、Rayのことを反対にバカにするから友達にはなれない」
と神妙な顔をしながら話してきた。
そんなやり取りをしている内にバスがやってきたので、乗せようとすると久々に愚図る…(苦笑)
今日のバス担当の先生が「どこか具合が悪いのですか?」と聞いてきたのだが、体調は悪くないので「今のクラスに未だ馴染めないでいるので少し愚図っているんです」と答えてバスに乗せた。
Rayを送り出して暫く考える。
記憶を辿ると、去年の今頃も似たようなことがあったな、と思い出した。
去年の今頃も、年少だったいちご組で年中でも同じクラスになった子とは良く遊んでいたが、なかなか新しい年中のばら組で親しく遊ぶ子が居ない…と云っていたような…。
Rayは人見知りはしない方だが、躊躇することは多い。
多分、新しい友達とも遊びたいのだが、今一歩、まだ踏み込めないで居る時期なんだと思う。
それと、スイミングでも今日mori2さんが話していたのだが、スイミングの見学に行くとRayがいつも1番乗りで水着に着替えてスイミングの始まる時間を待っている…と云うのを聞いた。
帰りのバスを待つ時も一人で居ることが多い…とのこと。
Rayにスイミングが終わった後「スイミングどうだった?」と聞くと結構細かく「今日はどこどこが上手に出来たからコーチが褒めてくれた」とか「今日もスイミングは楽しかった」とか「今日はお休みしている子が多くて少なかった」とか云ってくるので、スイミング自体が嫌いになっている…と云うことはない。
Rayは現在9級で幼児クラスでは一番上にあたるオレンジ帽子だ。
4月に入ってからオレンジ帽子は5人。
それまではもっと居たのだけど、小学校に上がった子供も多く、学校が終わる時間が15時を回るので、小学校クラスに上がってしまったので、今まで一緒にスイミングで練習したりバスに乗って帰ってきたりしていたお友達の大半が、時間がずれたことによって居なくなってしまった…と云うのが大きい。
オレンジ帽子の下は赤帽子で、赤帽子で背泳ぎの練習をするので、赤からオレンジに上がるのにはそんなに時間は掛からないのだが、赤の下の白帽子から赤に上がるのには結構時間がかかる子供が多い。
今、Rayが練習している曜日では白帽子の子供が多く、そこから赤に上がってくる子供が未だ少ないので、少人数になってしまっているし、仲良しだった大半が次の時間帯に上がってしまった…と云うのも、Rayにしてみれば幼稚園同様、Wパンチで利いているらしい…。
帰りのバスはRayの担任のT美先生だったのだが、その時もちょっと話してくれたのだが「園に戻ったらお電話します」と云われたので、電話を待っていたら早々に電話が。
15分程度、先生とは話をした。
スイミングでの出来事と云うか現状も話をしておいたが、慣れれば大丈夫なのだが、この時期は去年も結構ナーバスになっていたので、多分そういうことなんだろう…と先生には話しておいた。
先生も「新しいクラスのお友達はRay君とは遊びたがっているのだけど、Ray君が遠慮している風なことが多いので、出来るだけ私が間に入って、一緒に遊ぼうと云えば来るので、そういう状態にしてみます」とのことだった。
今、仲良く遊んでいる子だって、年中の時同じクラスだったばら組のダブルS太君だ(笑)
それを思えば、年長のクラスでのお友達とも何れ仲良しになるだろう。
唯、引っかかるのが園に着いた時、T美先生に「カートで疲れている」とか「眠い」とか「カートで頑張ったから足が痛い」などと朝の遊びの時間に話していたらしい。
それがホントかどうかは正直微妙だが、この所のカート場でのことを考えると、やはり暑さで体力も奪われていて集中力も欠けることもあるし、ダラダラ走行することも屡々。
月曜、幼稚園にまで影響が本当に出ているのであれば、やはり涼しくなる時期までカートは午前走行にした方がいいのかな…と思った。
少なくとも、幼稚園が夏休みに入るまではそうした方がいいのかも…。
Rayは別に今朝、眠いとか疲れている、足が痛いなどとは一言も話していないので、ちょっとドーンと落ち込んでいる時のことだったし、そういうのを単に言い訳として持ち出したんだと思うが、やっぱりまだ6歳児。
他の園児にしてみれば、カートで早朝から夕方まで走り続けるなんて集中力、他の園児では出来ないだろうし、そういう部分を考えると、他の園児に比べれば精神的にRayの方が少しだけオトナなのかもしれないが…。
幼稚園ではまだ虐めなど具体的に大きなものはないけど、小学校に入ればそういう問題も絡んでくることもあるし、子供のことって難しいよな…と思った一日だった。