Lesson 15 その2

2007年 2月5日

現在履いているタイヤはもう溝があまりなく、とてもじゃないがレースにはこのタイヤで出られない。
中井にタイヤを発注しておいたのだが、土曜に入荷する予定…と連絡が入っていたので、日曜受け取った。
早速、前日塗装したホイールに嵌め込むことに。

タイヤ4本 22,000円

だが、頑張ってもkorosuke一人で嵌め込むには無理が…。

中井にはタイヤの取り外しをする時に使う道具があるのだが、これは最近出来たものらしい…。
他のサーキットに比べて、こういう道具関係が充実しているのは有り難い。

グリス? 専用の潤滑出来るものも貸してくれる。有り難や〜。

グリス? をタイヤのフチに塗りつける。

ホイールに嵌め込む。
中々嵌らなくて悪戦苦闘…(苦笑)

ホイールは嵌め込んだ。

そこから、タイヤを確りホールに嵌め込むため、別の道具を使って嵌める。
これは慣れていないと一人では無理。
今回「も」M34さんに助けて貰った。
いつもいつもスミマセン…(苦笑)

フロントはまだいいが、リヤはもっと大変!

ふぅ〜 Newタイヤ、完成!

電池切れ(最近多いな…)で、第7セッション後、クルマの中で仮眠を摂っている間に新しいタイヤを嵌めた。

Rayが仮眠を摂っていた時、丁度初級クラスの走行中だった。
最終コーナーを回っていたUTA君の後ろを走っていた子が、ちょっと強引にイン側からUTA君を抜こうとした。
その時、UTA君のタイヤ? に抜こうとした子が乗り上がったらしく、カート同士が絡まってUTA君がカート毎横転!
直ぐ傍に居たパパさんたちが救出。
UTA君は吃驚して大泣きしていたが、どこも怪我はなかったようだ。
目の前で見たのでちょっと吃驚。
ロールバーがあったから怪我もなかったが、もしなかったらどうなっていたか。
初級はスピードは出ていないけど、その反面技術がまだ低いので、こういう接触も起こりやすいのかもしれないな…。

最後の第8セッションは、新しいタイヤの慣らしをするため、初級クラスでの走行にした。

Rayには「新しいタイヤは滑るから、様子を見ながら走るようにね」と云うことを伝えた。
序でに「タイヤも新しいものは慣らしが必要だから最初はゆっくり走っていいよ」と伝えておいたのだが、それがエンジンの慣らしと同じように走らなければならない、と思ったらしく、後ろから走行してきたカートに向かって「こっちから抜いて行って」と合図を出しながら走っていた(^^ゞ

でも初級枠での走行なので、そんなの理解していない子供が多く…(-_-;)
指示を無視して逆サイドから抜かそうとする子供も居たり…(丶´,_ゝ`)

それをたまたま目撃した私がダンナに話したら「それじゃ、タイヤがいつまでたっても慣らされないじゃん!」(爆)とピットに呼び戻し「スピンしてもいいからスピードを出して走れ」と指示を出す。
新しいタイヤは食い付きが悪いので、もうスピンしまくり。
面白いようにスピンをするので、Rayも馬鹿笑いしながら走行していたよ(爆)

大分タイヤも馴染んできたかな? と思っていた矢先、2コーナーでRayがスピンした。


中級以上のクラスだったら、イエローフラッグが振られているのを見逃す子供も居ないし、途中で停まっているカートを回避して走行出来るのだが、タイミング悪く初級クラスでの走行時に起きたので、イエローフラッグは振られていたみたいだが、スピンして2コーナーの真ん中で停まっているRayが居ること自体、理解出来ないままスピードを落とさずに走っていた子供が居たみたいで(苦笑)その子がRayの左サイドに突っ込んできた。直ぐ、救出されその子は走り去っていき、Rayも次の走行車が来る前に自力でUターンして、3コーナーをクリアしようと走っていたら、ハンドルはめいっぱい切っているのに、曲がりきれずスポンジの手前の芝生に乗り込んで停まった。
丁度3コーナーの頂点の所で私はカメラを構えていたので、おかしい! と思ったのだが、取り敢えずエンジンも回っているので、Rayにそのまま走るように指示を出した。
そのことをダンナに話して、ダンナにも見せることに。
次の周回でもやっぱり3コーナーが曲がれずスポンジに突っ込む。
そのまま走り続け、Rayはピットインした。
「ハンドルをいっぱい切っているのに、3コーナーが曲がれないんだよ」
と云うのだ。
ダンナが確認すると、ハンドルはちゃんと動く。
だが、ハンドルが切れていない(と云うか、曲がれていない)のは目の前で見ているので、Rayが云っていることは理解出来る。
もう走行終了時間だったので、Rayを下ろし「でもハンドルはちゃんと動くんだけどなぁ…」とkorosukeはRayに云う。
でもRayは「それでもハンドルを切っても曲がれないんだもん!」と云った時、となりのガレージを使っていたM2君のパパが
「子供が云っていることは90%は正しいよ」
と云ってきた。
「ちょっと見せて」
とRayのカートを見てくれた。
地面に置いてあるカートのハンドルを切ってみた。
「カートはリフトで曲がるようなものだから、真っ平らの地面に置いて、ハンドルをめいっぱい切った時、切った反対側のタイヤがリフトしていないとダメなんだよ」と。
左にハンドルを切ると、若干だが、右フロントタイヤがリフトしていた。
だが、反対側は全くリフトしない。
それどころか、左タイヤ自体も右に殆ど曲がらない状態になっていた。

「フレームが歪んでいるかもな」

とM2君パパ。
タイヤを真っ直ぐにして見てみると、アライメントも狂っている。
「1日200周以上走っているんだから、毎回、フロアパネルを止めているネジの緩みを確認しないとダメだよ」
「それもインパクトを使わずに手締めでね」
と教えて貰う。
カートを立たせてフロアパネルの裏側を確認すると、ネジが緩んでいた。
「ヒーッ」
確りと締めた。

「ロングナックルも曲がっているから、万力で真っ直ぐに直した方がいいよ」
更に指示をいただく。
万力で歪んだロングナックルを直していたら、M2君パパが手伝ってくれた。
それで取り付け直して確認。
またハンドルをめいっぱい切って反対側のタイヤがリフトするか確認した。
左に切った時、かなりリフトするようになったが、右側に切った時は改善されていない。
「トーイン調整しないとダメだな」
アライメントが狂っているのも関係しているので、確り直さなければ。
でも、トーイン調整をするのに、デジタル測定器は持っていないし(高くて買えません…)なんて思っていたら、M2君パパがイチから教えてくれた。

今回、リヤ側は大丈夫だったので、フロント側の調整を。
1)先ずタイヤ幅の真ん中にガムテープを小さく貼って、そこにマジックで対角線に線を引き「×」印を書く(左右両方)
2)平らな地面にカートを置いて、×印を左右高さを合わせて正面に来るようにタイヤを合わせる。
3)左タイヤの×印の中心点から右タイヤの×印の中心点までをメジャーで測る。
4)今度は、×印を今置いていた正面真ん中から180度反対側へ動かす。
5)同じように×から×までの間を計る。
6)その数値が正面側と180度反転した側とが同じになるように調整をする。

何度も何度も調節しては確認して…を繰り返して、やっと数値が合った。

ここでもう一度、ハンドルを切って反対側がリフトするか確認。
リフトするようになったが、未だ右に切った時のリフトが悪い。

「真っ平らな所に置いて子供を乗せて馴染ませてから、もう一度フロアパネルのネジを全部弛めて締め直した方がいいよ」
と更にアドバイスをいただく。

有り難い。

「昔はキッズカートのことを知っているお父さんたちが沢山居たから、みんな親切に教えてくれていたんだけどねぇ…。今はみんなステップアップしちゃって居なくなってきたからなぁ…。また色々と分からないことがあったら聞いてくれれば教えるから」
と。
作業の間、ずっとM2君は自分のカートを綺麗に磨いていたりして待っていてくれた。
お礼に…と云ってはあまりにも粗末だが、コーヒーとビックルを渡して中井を後にした。

作業は大変だが、とってもいい経験だった。
ダンナも「いい経験が出来た」と納得出来た様子。

M2君パパが
「こんなこと、日常茶飯事だよ。速く走れば走るだけ、こういうことなんかしょっちゅうだからね。面倒と思っても、その日の内にやっておいた方がいい」
と助言。

「カートに乗っているのは子供なんだから、子供が云っていることは90%は正しい。だからちゃんと聞きいてあげなよ」

いい言葉だ。

そうだよね、走っているのは子供だもん。
子供がそのカートの状況を一番良く解っているはずなんだ。
唯、ボキャブラリーがなかったり、理解力が乏しかったりするので、中々全てを伝えられないだけであって。

とてもいいことを教わった。

M2君、M2君パパ、お世話になりました。

その後、Rayとの約束なので、トイザらスに立ち寄ってマリオカートDSを購入。
その他、DSL関係の小物も購入して帰宅。

1日30分まで…と云う約束を守らせて遊ばせるようにしてます(笑)

寝る前にどうしても! と云うのでちょっとだけ遊ぶ。
Ray、大満足。

早速今日、Amazonで購入したシリコンカバーが到着したので付けて遊ばせたが、白はやっぱり子供が弄ると汚れるねぇ…(苦笑)
まぁ、もうあのDSLはRayのものだからどうなったっていいけどさ←散々、カート仲間のパパさんたちに「82さんは鬼だ!」と云われてたが、やっぱり鬼か?(爆)

21:33 カテゴリー:kart's Diary



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