初レース@CITY KART
いよいよレース。
朝、5時起床。
庭を眺めると、デフォルトの縁石部分が乾いている部分と湿った部分のツートーンに。
雨は止んでいるので、レースは決行だな…とダンナを起こす。
(当然Rayは自力で目覚ましで起きてきた)
首都高は空いていて7時前にカート場には到着。
既に5台ぐらいカートが出てパパさんたちがメンテナンスをしていた。
7時前、空が明るくなり始めてきた。
路面状態を見る。
酷い水たまりはないが、まだ湿った状態。
半ウェット…と云った所か。
CITYはC級ライセンスなどなしでレース参戦出来るので、各々レースの度にナンバーが支給される。
初のナンバーはデビュークラスの20番だった。
テントの中はごった返し。
テーブル横にカート本体を置けるスペースすらない…(苦笑)
9時、ドライバーズMTG開始。
当初、デビュークラスから順に上のクラスと云う順番だったのだが、半ウェット状態なので、タイムトライアル(TT)だけ1番にデビューではなくノーマルクラスが。
その次にデビュークラスがTTをすることに変更になった。
初めてのレース。
ノーマルクラスからTTが始まり、それを見ていた。
TTはどのクラスも10分間と決められている。
そこでのタイムで、予選のスタート順が決まるので、みんな当然ながらホンキモード。
レース慣れしている子供たちばかりなので、最初の1周目で、ハンドルを左右小刻みに揺さぶり、ジグザグに走ってタイヤを温めていた。
さながらSuper GTやF1の如く、だ(笑)
それを見ていた。
さて、いよいよデビュークラスのTT。
Lesson 8の日記に書いたが、今まで2日間、CITYでは練習走行をしたが、その時から結構カート自体のセッティングが変わっている。
前日、その仕様がRayの走りにいいのか悪いのか判断したかったが、生憎の雨。
中井インターサーキットでしか走行は出来なかったし、中井とCITYでは、スプロケだって違うので、基準には出来ない。
しかも雨の走行は初めてだったので、土曜のタイムが雨だからそれなりだったのか、それともセッティングを変えたからそのタイムなのかの判断も出来ないまま、この日を迎えてしまった。
なので、ダンナは取り敢えず、このTTでRayに走らせ、走りやすかったか、どうだったかを確認して、セッティングをそこで調整して、予選、決勝レースを迎えるつもりでいた。
だが…
TT。
まだ路面は湿っている状態。
Rayは初のレースだ。
他の子供は全員レース経験があり、レース慣れしている。
Rayは当然、レースではタイヤを温めるためジグザグ走行をしなければならないんだ、と思ってしまった。
ピット側で見ているが、タイムが全く伸びない。
それよりも初めてCITYを走りに来た時とさほど変わらないぐらい遅いタイム。
50秒台で走っている有様。
おまけに、ジグザグで走るので、駆動がおかしくて、制御出来ないのかRay自身がジグザグにワザと走っているのか、見ているだけの親は判断が出来ないのだ。
ダンナは
「何であんな走りをするんだ? 挙動がおかしいのか、Rayがそう走っているのか?」
と云いながらイライラ仕始めていた。
他のパパはちょっとでも気になることがあれば、ピットに戻してカートを見たりしていた。
それで、予選のグリッドが遅くなっても決勝で何かあるよりはいいから、そうやっているのだ。
「カート自体がおかしいんじゃないの? ピットに戻して確認したら?」
と私はダンナに話したが、聞く耳持たず。
結局、そんな走行のまま10分間のTTは終わった。
挙げ句、Rayもいっぱいいっぱいだったのか、チェッカーフラッグが振られていたのにそのままホームストレートに進入して走ってしまったのだ。
直ぐにピットに戻ってこい、と指示を出したら、何とまぁ、ホームストレートを逆走してピットに戻ってきてしまった…_| ̄|○
CITYのスタッフにダンナが何人かから注意を受けた。
「ジグザク走行は他に居ない所だったらいいですが、密集している所でやるのは危険なので、やらせないでください」
挙げ句、ピットに戻るため、今までだったらちゃんと1周走って戻ってきていたのに、その場でUターンして逆走してきたのだ。
Rayが戻ってきて、どうしてジグザク走りをしたのか確認。
そうやるもんだと思っていた、だからやってしまった…と話した。
ダンナはブチギレその場でRayのことを滾々と叱る始末…。
「恥ずかしい。
もう帰ろう。
こんなんでレースに出てもしょうがない」
とRayに向かって怒鳴るので、Rayも泣き出す。
そりゃ泣くよ、あれだけ怒られれば(苦笑)
おまけにダンナの計測器の取り付け方に問題があって、Rayのタイムはまともに計測が出来なかったと云うオチまで付いてきた。
結局、予選は10台中、10番グリッドからのスタートになった。
Rayも真剣に走っていなかったので、このセッティングがいいのか悪いのか分からない。
だが、ダンナも計測器のことや、気になることがあったのに、ピットに戻さなかったのだから、お互い様なのだ。
Rayは「パパが怒っているのはRayが悪いことをしたせいだ」と半べそになりながら私に「ごめんなさい」と謝り続けていた。
こんな気持ちでレースに出たって本来の走りは出来ない。
だからダンナはもうリタイヤして帰ろう…と云っていたのかもしれない。
だが、ここでリタイヤしたら、Rayはずっとこの先カートを続ける限り、このことを思い出すだろうし、レースの度に思い出して本来の走りが出来ないことになってしまうかもしれない。
小さい時のトラウマってオトナになっても覚えているものだ。
ダンナだって、小さい時のトラウマで未だに注射が大嫌いなんだから同じことだ。
私はダンナに「レースは結果がどうであれ最後まで走らせるべきだよ」と話し、結果的に最後まで走ることにした。
予選はRayもちゃんと普通に走る…と云って走りに行った。
だが、やはり本来のタイムが出せない。
予選は途中で走行不能になってしまった子が居たので、10番中9番グリッドから決勝レースはスタートすることになった。
さて、セッティングだが、やはりタイムが出ない。
Rayも「ベタ踏みしたけどスピードが出ないんだもん」と云ってきた。
結局、イリジウムプラグを確認したら、ちょっと湿っていたらしい。
被り気味だった訳だ。
それじゃエンジンは回らずスピードも出ない。
結局、今まで使っていたプラグに戻し、中井でメインジェットを65から70に変えたが、それを65に戻した。
ロングシャフトを入れたが、タイヤを左右1cmずつ内側に入れた。
このセッティングで決勝レースを迎える。
グリッド順にドライバー紹介!
ちゃんとアピール出来たよ(^-^)
今までの仕様に出来るだけ近づけたが、やはりタイムは伸びず。
おまけに、10番グリッドだった子と激しく接触。
戻ってきた時に惨状を見たが、右側サイドカウルが激しく割れていた(苦笑)
その子とサイドカウルと接触した後、直ぐに今度は右フロント側が接触しRayはスピン。
直ぐUターン出来ず、スタッフに助けられたため、その子とグングン距離が広がった。
この時の接触で、右フロントナックルが折れ曲がった。
この後、S太君に抜かれ周回遅れになる。
結果は、10位。
タイムが伸びなかったのはカートの仕様だけじゃないだろう。
もしかしたら前日、中井で雨走行をしたので、慎重になってしまったのかもしれない。
前、A人君の日記でも雨の癖が付いたのでは…と書かれてあったので気になった。
でも、初めてのレース、ちゃんとチェッカーを受けられゴールしたんだから、それだけでもエライ!
だが、Rayは「優勝カップが貰えなかった〜」と泣き出す。
挙げ句、この後、10分近く号泣していた(苦笑)
その後の上のクラスのレースは、手に汗握るレース展開で面白かった。
パパたちが異様に気合いを入れてセッティングしたり、お金をかけていいパーツを入手するのは分からんでもないが、走るのは子供だ。
子供たちも気迫が違う。
凄いなぁ…と思った。
デビュークラスはCITYでも全員トロフィーが貰える。
10位のRayから授与。
デビュークラスでは、S太君が念願の初優勝!
おめでとう、S太君!
(S太君はノーマルクラスにも参戦し、そちらは4位だった)
初めてのトロフィー。
CITYのトロフィーって、上位3位までのトロフィーって、先端にカートに乗ったドライバーが付いている。
デビューやノーマルクラスのレースが終わった後、Rakuenさん(S太君パパ)にカートのセッティングなど色々と教えていただいた。
分かりやすい説明で為になる。
S太君ママも今日は来ていて、ママ側のお話も色々と出来て楽しかった。
「嗚呼、分かります分かります、そうですよねぇ…」
って相づちばかりしていたよ、私(爆)
そう云えば、S太君のBBSで書き込みをしていたYuta-kunさんにも会え、挨拶を交わした。
少しずつカート友達(って私が云うのも失礼な話だがw)が出来て楽しいなぁ(^-^)
帰宅後、ダンナが廊下で作業を延々としていた。
私は眠くて炬燵でまったり。
Rayは作業しているkorosukeの所に行ったり、ミニカーで遊んだり…(笑)
そして「出来た〜、大変だった〜!」とダンナが意気揚々(爆)と報告しにきた。
チェーンカッターなしで、チェーンをカットしたよ(爆)
Rakuenさんと話をして刺激されたのか?(笑)チェーンの張り方、テンショナーの付け方を変えていた。
ロングドライブシャフトを入れたのだったら、ロングナックルも入れないとバランスが悪くなるよ、と教えていただいたのと、接触でフロントナックルが折れたのでSPロングナックルを取り寄せようとカートショップに連絡をしたが、在庫がない状況。
17日にC級を取りに中井に行くので、土曜に作業をして取り付けたい。
業者に在庫があるか問い合わせてくれるとのことだが、間に合えばよいのだが…。
序でに、後輪のタイヤも更に内側に1cm? 位引っ込めていた。
ダンナは正月明けの3時間耐久には出さない方がいいのでは…と云っているのだが、Rayはチームで戦うレースに出たいと、CITYでのレース後も話しているので、今月いっぱい中井で頑張って練習して、タイムが今まで通り、それ以上になれば参戦することに。
申し込みは12月30日まで受け付けてくれるので、ギリギリまで頑張ってみよう。
korosukeが作業をしていた時、割れたサイドカウルを見たRayが
「ほんっとに悔しい!」
ともの凄く悔しがっていた…と後から聞いた。
帰宅途中「ホントにレースに出して良かったのかな」と話してきたが、Rayに聞くと
「レース、楽しかった。でも悔しかったからもっと練習して頑張る!」
と云うから、レースに出して良かったんだと思う。
初めてのレースは、最下位だったけど、この最下位はとてもとても沢山の経験を積ませてくれたと思う。
だって、悔しさから学べることは多いから。
Ray、ホント良くがんばりました。
大きな花マルです!
そう云えば…
CITYのデビュークラスのエントリー料金は
7,000円
でした。
そう云えば、最終レースだったせいか? プロのMCが来ていたのだった。
いい声だった。
名前…忘れちゃったよ…(苦笑)
優勝カップ取れなくて泣いちゃったかぁ
子供はかわいいっすね!
頑張って練習して、パパに良いマシンをセットしてもらってね!
デビューを出ちゃう理由、その一ってとこですね!
昨日の初レース、お疲れ様でした。
レイ君!がんばったネ、今週末はいよいよCライセンスだね、家の子がCライ終了後の模擬レースを楽しみにしてます。レイ君のゼッケンNOも楽しみですね!
>Rakuenさん
そう云われれば確かに、デビュークラスで優勝カップを貰える可能性は他のクラスよりは高いのかもしれません(笑)
昨日はあんなに号泣したり悔しがったりしていたくせに、今日は会う人みんなに「レースに出て楽しかったよ。でも10番で優勝カップが貰えなくて悔しかった。カウルがバリバリに割れちゃって、パパが表からガムテープでバッテンに貼り付けるかって云うんだよ」などと話し捲っています(爆)
>M34さん
そうか! Cライセンスを取るってことは、やっとゼッケンが貰えるんですね。
何番でしょうね。
見間違いでなければ、既に100番を付けていた子が居たので、3桁の可能性大ですね。
卒業していく子供たちも何人か居る…とのことですが、それが年内いっぱいなのか、春の時期なのか全く分からず。
欲しいナンバーが返還されるのかどうかもビミョーですしねぇ…。
何番が貰えるのか、それはちょっと楽しみです。
唯、ロングナックルは在庫なしでどうも20日ぐらいにならないと入荷しないとのこと。
C級ライセンス時には間に合わないので、折れたナックルは裏から叩いて行くことになりそうですよ…(苦笑)
デビューレース完走おめでとう〜!
いろいろあったようだが、
とにかくトロフィーまでがんばった。
レース人生はこれから長いよ!
悔し涙を流す子供がウラヤマシイ
父であります。
>72さん
リタイヤすることもあるのを考えると、ちゃんとチェッカーフラッグを受けたのは良かったと思います。
ヘタレなRayが、あんなに悔しがるとは…親もちょっと意外でした…(笑)
これから少しずつレースにも慣れていけるでしょう…(多分w)