野菜嫌いの子供
NHKスペシャル「“好きなものだけ食べたい”? 小さな食卓の大きな変化?」がやっていて、たまたまチャンネルを回した時始まったので見ていたのだが、凄い。
子供に朝食は必要と云うのは分かっている。
家も一時期「お腹が空いてない」と云って、朝食を食べず幼稚園に行っていた時も少しだけあった。
今は基本的に食パンと牛乳、果物は摂っている。
でも、それだと本当はまだ不足している。
でも、家の場合、幼稚園の園バスが園の都合で早いので、朝早くに起こしてもそんなに起きて早々ガツガツ食べられる状況ではない。
ひとまず、食べないよりは食べた方がいいし、これから先もっと量が沢山食べられるようになったら、もっと確り出さないとな…とは思ってはいる。
が、番組で紹介された家庭の食事は凄い。
朝からマクドのハンバーガーとか、チョコバナナ2本とか、酷い所は、カップラーメンにベビースターラーメン。
夕食に関しては、お菓子や、インスタントの焼きそばだけ…と云う所、コンビニおにぎり2個や、肉まん1個だけ…と云うものなどなど。
様々な内容だが、どう考えても栄養が偏りすぎている。
もの凄い所は、ラーメンに納豆、サプリメント…などと云う所もあった。
成長期だと云うのに。
最近の子供の運動能力が、私たちが子供の頃の女子の平均ぐらい男子の平均が落ちている…と云うのは何度かニュースで見てきたが、著しく深刻な問題に思えてならない。
5歳児ででんぐりがえりが出来なかったり、ケンケンパが出来なかったり、ボールをキャッチすることも出来ない子供が大半…と云う現実。
実は、Rayもキャッチは未だちゃんと出来ないので、これはやはり何事も、最初は練習からだ…と云うことで、今日は午後、少し離れた公園にクルマで行き、ラジコン(爆)と、ボールのキャッチの仕方を教えた。
まだ、ボールに対して身体を移動して常に胸でキャッチ…と云う高等ワザは難しいみたいだが、ある程度の距離からだと胸でキャッチは出来るので、平均的な子供だな…と(笑)
話を戻すが、そういう食生活の偏りにより、生活習慣病の子供や肥満の子供が多く、脳梗塞になりやすい病気の予備軍になっている子供がもの凄く多い…と云う話だった。
親も結局、子供が嫌いで食べないぐらいだったら、好きなものだけを出してでも食べて欲しい…と云う考えがあって、肉メインで殆ど野菜がない食卓になる傾向がある…と云う内容のものだった。
生活習慣病の恐れがある子供は、とある地域で、入院して食生活を改善させる…と云うことも実施していた。
実際、最終的には野菜も少しずつ食べられるようにはなってきたものの、殆ど口も付けずに残している子供が大半。
親もどうかと思う。
「無理矢理食べなさい、と頭ごなしに云って食べさせるよりも、自然と食べられるようになるのを待った方がいいと思って」
と云っている親がいた。
ダンナと二人で
「そんなこと云っていたら、子供が大人になっちゃうじゃん(爆)」
と云っていたが(爆)
嫌いだから食べさせないではなく、嫌いなものをどうやったら食べて貰えるのか…と云う考え方にはどうしてならないのだろうか…。
高知県にある小学校では、給食が野菜がメインと云うメニューなのに、殆ど残ることがない、と云うのも流していた。
子供が野菜を大好きになった…と云う改善方法はなんだったのか。
1 絶対に食べきるまで帰さない、居残り方法
2 好きなものだけを出して、残さない方法
3 野菜を育てて食べると云う方法
当然、答は3番。
校庭の一画には、稲だけではなく、色とりどりの家庭菜園が沢山あった。
自分で育てたものを食す。
自分たちが育てた野菜は、給食を作ってくれる給食室に持って行かれ、給食で使われる。
子供の姿勢も変わった。
「折角自分たちで頑張って育てたものを、給食のおばさんやおじさんが作ってくれたのに、残すなんて勿体ない」と。
我が家は家庭菜園をしている。
特に、トマト、茄子、ピーマンと云った子供が結構嫌いなものも作っている。
万願寺唐辛子なんかRayは大好物だ(笑)
やはり自分で育てると云うことは、唯育てること以上に大切なことが学べると思う。
元々野菜好きな夫婦だから、Ray自体もそんなに嫌いな野菜はない。
青椒牛肉絲も大好きだし、回鍋肉なんかも大好きだ。
生野菜もバリバリ食べられる。
家庭菜園のメリットってこういうことだと思うのだ。
だから私は最近、近所のママ友にもプランターで簡単に作れる家庭菜園をお奨めしている。
それで子供が野菜大好きになるのだったら安いものではないだろうか…。
自分で育てたものは格別に美味しい。
それに昔の野菜のように濃厚な味がする。
採れたてをその場で洗って食べる喜び。
今の子供にはそれが足りないんじゃないんだろうか。