Half Blood Prince 読破
前巻のフェニックスの騎士団は、徹夜に近い状態で1日半で読破したのだが、今回は、既にシリウスも死んでいることだし、何だか先を知りたい…と云う欲望が前回よりも少なく(苦笑)なかなか読み終えなかった。
まぁ、仕事もまだ残っていたし、やることが満載で、集中的に読み続ける…というのが難しかったから、と云うのもあるのだが…。
ここから先はネタバレですから、読んでない人、これから読む人は読んではいけません。
あー、想像を遙かに超えてしまっていた(爆)
あの教科書がアイツの持ち物だったとは…
私はてっきりヴォルデモートのものだとばかり思っていた。
そして、プリンスはヴォルデモートとばかりに思っていて読んでいたが、よくよく考えるとそれはあり得ない…と云うことに(苦笑)
さて、問題の分霊箱のことだが…
蛇はどうかなぁ…と云う疑問がやはり残っている。
ダンブルドアとハリーとの会話の中でも、生きている、動いているものを分霊箱にするのは些かまぬけっぽい。
と云う考えがあるので、いくらスリザリンの紋章にもなっているのが蛇だったとしても、ヴォルデモートが正当なスリザリンの最後の生き残りだとしても…。
そして、R・A・Bって誰?
絶対に今までの中で出てきている人物なのは間違いないのだが、それが誰なのかが検討も付かない。
もしかしたら、3人の頭文字かも? と思ったり。
少なくともダンブルドアがこの中に含まれている…と云うことはないように思うのだが、伏線が大好きなローリングのことだから侮れない。
それと、原書を読んだS井さんに確か聞いたような記憶があるのだが、実はロンのママってブラックの血筋だってことが原書には書かれていたとかかんとか…って。
でも、和訳にはそんな部分が端折られていた。
どちらにしても、純血はやはり血族間での繋がりをかなり重要視していたので、遡れば、みんなブラック家だったりスリザリンだったり…ってことなんだろうとは思うが…(苦笑)
それと、思うに…この和訳、多分、登録商標の関係だと思うのだが、児童書の割にはオトナでもちょっと、Σ(゚口゚; と思うような単語が出てくることが多々ある。
まぁ確かに商品名を書くのは難しいのかもしれないが、多分、子供じゃ分からないよって単語が…。
自分ですら最初「?」と思うような単語が屡々…。
それ、もうちょっと何とかならないのかな…って思った。
相当昔の児童書の和訳じゃないんだから…と思うような言い回しとか…(苦笑)
前巻「フェニックスの騎士団」では、シリウスが死んでしまうと云うのを先に知ってしまっていたので(ネット販売のどこぞの本屋の店長がうっかりそんなこと書いていたから、発売するずーっと前に)徹夜に近い状態で1日半で読破したが、今回はダンブルドアが死ぬ…と云うのを先に知っていたが、シリウスが居なくなってしまった今、あまり早急に読破したい…と云う欲望があまりなくて(爆)1週間もかかってしまった(爆)
まぁ、必ずしも毎日読んでいた訳ではないし。
次の最終巻は恐らく和訳は来年度中に発売は難しいように思う。
原作自体は既に執筆に取りかかっているらしいが、最終章は最初の段階で既に書き終えており、スイスだかの銀行の金庫に厳重に保管されている…とのことだった。
最初から結末は決まっている。
当然、ハリーが主人公なのだから、ハリーが生き残るだろう。
それは分かっている。
だが、そこに行き着くまでの過程が楽しみだ。
まだまだ謎は多い。
伏線が多すぎる。
和訳の最後には著者(和訳の松岡祐子氏)のあとがきが毎回必ずあるのだが、そこには、こう書かれていた。
スネイプは本当に裏切ったのか
ダンブルドアは本当に死んだのか
これは、著者の憶測でそう書いたものなのか、それともローリングから何かヒントを得ているから臭わせているのか、が全く分からないので何とも云えないが…
スネイプは、個人的には裏切ったんではない…と思いたいが、ダンブルドアを殺したからなぁ…裏切り者かな…と云う気持ちも。
多分、ハリーはヴォルデモートとの対決の前にスネイプとの対決が絶対にあると思うのだが、きっとあんなに憎んでいるのに、それでも、多分、殺さないんだと思う…
そして自分を責めるんだと思う…
ジニーとのやっとホンモノの恋に堕ちたって云うのに、ヴォルデモートのことを考えて敢えて身を引いたハリーだけど、多分、最終巻で、ジニーと笑っている時があるに違いない…。
そうでなかったとすると、ローリングは唯のサドだよ(失笑)
純血を非難する訳ではないのだが(現に私の大好きなシリウスだって正当な純血だし)純血に限って、オバカが多いように書かれている節が少なくはない。
大胆に「バカ」とは云っていないが(爆)「穢れた血」と宣うヤツに限ってバカが多いように思う。
マルフォイもそうだし…ブラック家のシリウスのじーさんだったかもそうだったし(苦笑)
それは多分、強調されて書かれていたのではないか…と。
現にヴォルデモートはスリザリンの唯一の生き残りだが、母親がマグルとの間に生んだ子供なので、正確に云えば、スリザリンの血をひいてはいるものの、混血だ。
でも絶大なる力を持ちつつある。
そして、ハリーも母親のリリーはマグル出の混血。
そして、今回の題材にもなっている、スネイプも混血だと云うのが分かった。
スネイプがどれ程の魔法使いかは分からんが、今までを振り返ると、必ず要所要所にスネイプは絡んできている。
どっちにしても、純血よりも混血の方が偉大な魔法使い、と云うのを敢えて強調させるかのような6巻だった。
でもハーマイオニーのように両親がマグルだけど、もの凄い優秀な魔法使いだっているけどね。
結局の所、純血だから魔法使いとして優秀か…と云うと、そうではない…と云うのを象徴したいのかな…と云う感じだろうか…。
なんにせよ、笑って最後の一行は読みたいなぁ…
あ、ドラコは死んでオッケー。
つーか、死ぬべきでしょ(爆)