記録として残しておく
SNSが発達して、正直自分のブログをアップすると云う認識が薄れてきた頃、私にとっても家族にとっても見過ごせない状態に陥ったので、今後、同じような試練に立ち向かわなければならない人のため、と云うのは建前で、自分の記録として残しておこうと決意しました。
次男、Kayが2019年、10月下旬にウィルス性胃腸炎になったことがきっかけです。
確かに当時、学校内で流行っていて、Kayの席の前後左右の子たちがお休みするようになったので、最初は本当にウィルス性胃腸炎だったのでしょう。
1週間分の整腸剤と吐き気止めを処方して貰いました。
普段、かかりつけている小児科は、小学校医でもあります。
でも、一週間経っても、朝食後必ず
「お腹が痛い、気持ち悪い」
とトイレに籠もります。
横浜市で、集団登校をしている所はあまり多くないとは思いますが、私の地区では、登校時は集団登校を長年実施しています。
昔、学校通学時に交通事故があったことがあり、それから集団登校になり、要所要所、保護者が旗当番として立つようになっています。
集団登校なので、集合時間が決まっているのですが、その時間に日々遅れがちになってきました。
長男も、小学校中学年時、ストレスから毎朝「お腹が痛い」と云っていた時期があったので、学校生活で何かストレスを感じることがあるのか…と思い、当時は担任の先生に相談もしました。
先生もとても親身になってくださり、色々と確認したり調べたりしましたが、友だち関係や学校生活でストレスを感じるようなことはない、と行き着きました。
それでも相変わらず、毎朝「お腹が痛い、気持ち悪い」を繰り返すので、小児科の先生が
「別の病気の可能性が高いので、もっとお腹のことを専門的に診てくれる病院で診断しましょう」
と云ってくださったことがキッカケになりました。
個人病院ですが、先生は、大学病院でも週一で勤めている方だったので、私の仕事が休み曜日でもあった火曜日と云うのは、とってもラッキーだったとしか云えません。
火曜じゃなかったら、もしかしたら、今でも原因が分からず悶々としていたのかもしれません。
先生がその場で、連絡を入れてくださり、大学病院なので初診だとかなり待つことになるけど、診て貰った方がよいですよ、と仰ってくださったので、先生の指示に従い小児科からタクシーを呼んで貰い、大きい病院に行きました。
何時間待ったか分かりません。
想像以上の時間だったので、モバイルバッテリーを持って行かなかったのが誤算でした。
院内のコンビニで高いモバイルバッテリーを購入して待ち、診断を受けました。
血液検査を行うので、と、そこそこの量の血液採取です。
次男は、それも耐えました。
そして、エコー検査で、肝臓を調べましたが、エコー検査では別段、おかしい所が出てきませんでした。
担当の先生は、乾先生。
小児肝臓消化器科の名医でもあります。
いつもかかりつけている先生が、乾先生を紹介してくださったことに、感謝するしかありません。
1時間更に待ち、簡易血液検査の結果が出て、そこで初めて、肝臓の数値が振り幅切っている状態だと初めて知りました。
小学5年生(当時)がお酒なぞ飲む訳がないのに、肝臓数値が異常だと診断されて愕然としました。
でも、朝食を食べた後、お腹がが直ぐ痛くなることには、まだこの段階では結びつきません。
この結果を知ったのは2019年11月のことです。
1ヶ月後に、詳しい血液検査の結果が出るので、と云われて、再診予約を入れてこの日は帰宅しました。
12月下旬、再診に訪れて、そこで初めて「ウィルソン病」と云われました。
ウィルソン病って????
調べたけど、気持ちがついて行きません。
更に、この難病は、遺伝子型なので、家族全員、肝臓の検査を受けてくださいって云われました(苦笑)